あがりこ大王とマリモ (秋田県)
鳥海山北麓の中島台レクリエーションの森内にあるブナの巨樹。 鳥海山麓のブナ林は注目されいるが、人手の入ったブナ林である。 中には古代ブナと呼ばれる貴重なブナも生育し、点在する湖沼にはマリモも見られる時代の流れから取り残された桃源郷のよう。おそらく東鳥海山崩壊による岩屑なだれによって、ある程度進化していた環境がリセットされた結果であろうか。
あがりことは、地上から上がったところから子が出ているという意味らしい。かつて人により伐採され、その部分から新たな芽が吹き成長していったものであろう。
よく奇形ブナといわれるようであるが、それはブナに対して失礼と思うのであるが・・・。
また、川に苔が生えているように見えるのがマリモである。阿寒湖のマリモが有名であるが説明がなければ苔と間違えてしまうと思うのは私だけでしょうか。
石林 中国雲南省
石林風景区の平均海抜は1750mで、昆明市から東南に約120㎞の石林イー族自治県に位置します。2007年に貴州省茘波、重慶市武隆と並び「中国南方カルスト地」として世界遺産に登録された石柱群が広がっています。
約2億7千万年前、石林周辺は海底にあり、太古の海洋生物の遺骸が堆積したことにより、分厚い石灰岩層を作られました。その後、ヒマラヤ山脈の造山活動による地殻変動で石灰岩層が隆起して陸地となり、数千万年に及ぶ風雨によって現在の石峰、石柱、石筍、石壁など奇観が作り出されました。
地上から聳え立つ奇岩を遠くから眺めると森林のように見えることから、「石林」と名付けられました。また、この歴史的背景から石林には多くの古脊椎動物の化石が埋蔵しているため化石保護区に指定され、旧?新石器時代の遺跡としても有名で、李子箐石林の石柱に描かれた壁画の断片には代々この地で暮らしてきたイー族一支系のサニ族の祖先たちの祭祀・狩りをする様子などが再現されています。
ピナクルス オーストラリア
砂漠の墓標・ピナクルス西オーストラリアを代表する観光スポットで、ガイドブックには必ず扉のカラーの写真などで登場する。パースの北、約250km付近にあるナンバン国立公園にある。
「夕陽がきれいだ」と聞き行ってみることにした。コアラやペリカンをみながらのドライブでした。ピナクルスの内は自由に歩きまわることができ、高台には展望台もあって、ピナクルス全体とインド洋を望むことができるが、 ハエが多く砂漠と岩だけの風景にガッカリした。(一番高い岩でも4m位との事)
しかし、日が沈んで暗闇が訪れると空には銀河がはっきりと見え、星雲の素晴らしさは筆舌に尽くし難く、私のカメラでは撮影が出来なかったのが残念であった。
夕陽が美しい”ピナクルス”では朝陽ではどこがあるかと思い探してみた。
北海道美幌峠から屈斜路湖から昇って来た朝陽が記憶にあったので掲載しました。
大石林山
沖縄本島最北端の辺戸岬近くに位置し、2億年前の石灰岩が、雨水などで長い年月をかけて侵食されてできた日本で唯一の亜熱帯カルスト地形です。
カルスト台地に石灰岩が露出している状態をピクナルといい、ここのピクナルは最大で約10メートルもあります。亜熱帯ジャングルに切り立った巨大石塔を探検隊気分で歩きました。
琉球王国時代には王家の繁栄、五穀豊穣、航海の安全をこの地で祈ったと云われるパワースポットやゲゲゲの鬼太郎の映画(千年の呪いの歌)のロケ地にもなったスポットを観ながら散策でした。
以前立ち寄った中国雲南省の石林とオーストラリアパース近郊のピナクルスを思い出した。
マジュマル
~gallery-3~
巨木・奇岩
似ている樹
マレーシアのKL動物園にて
メテオラ(ギリシャ)
ギリシア北西部、セサリア(テッサリア)地方北端の奇岩群とその上に建設された修道院共同体、いわゆるメテオラ修道院群の総称である。その地形及びギリシア正教の修道院文化の価値からユネスコ世界遺産に指定
メテオラの修道院
下界での生活を絶ち、山奥で神との交信を求め9世紀ごろからこの地に人々が住み始めたと云われています。
桂林(中国)
桂林(けいりん)は中華人民共和国広西チワン族自治区に位置する地級市。カルスト地形でタワーカルストが林立し、絵のように美しい風景に恵まれ、世界的な観光地である。国家歴史文化名城。
この山水画そのものの風景は 世界的にも有名です。「漓江(りこう)と桃花江(とうかこう)は青い絹の帯のよう、そびえる 山々は碧玉のかんざしのよう」と言われている。